マッキンゼー式世界最強の仕事術 英治出版

マッキンゼー式世界最強の仕事術

「世界最強」に偽りなし!

ビジネス書は様々ありますが、個人的にはこの本を超えるビジネス書は今後も発刊されることはないだろうと胸を張って言い切ることができます。
そんなくらいすごい本だと思います。特に若手社会人と呼ばれる方々は必ず読むべき本だと思います。
また、ベテラン社会人の方や経営者の方でも仕事術について体系的に学んだことのない方には是非一読をお勧めしたい本になっています。

概要

大前研一さんなど、日本の名だたる経営者を輩出している、コンサルティング会社マッキンゼーアンドカンパニー(https://www.mckinsey.com/jp/overview)のニューヨーク支社出身のイーサン・M・ラジエルという方が書かれた、同社のノウハウを紹介するという本です。
ちなみに、この本の著者は、ペンシルバニア大学のウォートンスクールというビジネスクールを卒業されておりますが、この大学院はかの有名な世を騒がせているドナルド・トランプ大領領様のご出身校でもあり、また、このブログの著者である私めが仕事で滞在していた都市、フィラデルフィアにある大学でもあります。

私にとっての効果

社会人になってすぐの頃、「今日のプレゼンは上手く行ったな」とか、「今日の会議での議論はすごくうまくいった」、あるいは、「この人めちゃくちゃ説得力あるな」と何となく感じることがありました。一方で「このプレゼン何となくまとまり無いな」とか「会議で上手く自分の意見を発表できなかったな」と感じることがありました。
自分なりに色々原因を探ってみたもののなかなか心の底から納得できる理由がなくてモヤモヤしていました。
その時に出会ったのがこちらの本に載っていたMECE(ミーシーと読むらしい)と構造の考え方です。

MECE、構造とは

MECEとは、英語で、’mutually exclusive, collectively exhaustive’の略で、「互いに重ならず、全てを網羅する」という意味です。
例を挙げると、会社で社長からA製品の売り上げを上げるための手法を考えなさいという課題を与えられた場合に、思いつきで「広告をする」「値下げをする」「営業マンを新規採用する」といった方法を不規則に羅列するのではなく、売上を「販売単価」と「販売数量」の2つの概念に分けて、そのそれぞれをアップさせるような方法を考えていくことになります。
もう一つ具体的な例として、仮に営業部長が製品Bをもっと売らなくてはならない、と考えそのアイディアを社長にプレゼンテーションする場合、次の3つの対応策を作ったとします。
①製品Bの小売り販売店向けの販売法を変える。
②Bの消費者向けマーケティング手法を検討する。
③Bの単価を下げる。
ここで、4つ目のアイディアとして「Bの生産工程を改良する」を加えるとしたらどうでしょう。
この点については、③の「Bの単価を下げる」の手段の一つなので、これを4つ目に加えると③と生産工程の改良が重複する概念になってしまうので、MECEとはならないことになります。
数学の確率を学習された方であれば、「足して1になるか」を考えて問題を解いていかれたと思いますが、まさにその考え方になります。
そして構造とは、課題をMECEで捉えてそれを細かくブレイクダウンしていくという事になります。
思い返せば何となくうまくいっていると感じたプレゼンや議論は、このMECEと構造がしっかりとできていたもので、目から鱗が出るような思いがしました。

 

その他の役に立つ考え方

 

この他にも「エレベーターテスト」(エレベーターが1階につく時までの30秒間で重役に自分の言いたい内容をはっきりと性格に伝えられるか、という観点で提案を見直す)「仮説思考」、「80対20の法則」(上位20%が全体の80%を占めることが多い)など役に立つ考えが非常に多く盛り込まれています。

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